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山一證券(8602)「最初の決断は大失敗」/2003年6月25日更新 |
■会社概要: |
四大証券会社の一角とされたが、自主廃業をして世間を驚かせた。 |
■その他情報: |
会社HP/ヤフーファイナンス株価 |
■編集動機: |
私の最初の投資での大失敗を思い出して・・・。 |
コラム本文(6/25HPオリジナル文) |
私が株式投資をはじめたのは小学生の頃・・・。当時算盤が得意で、算数の計算もばっちりだった私は数字が とかく好きで親父がしていた株式投資にも何となくはまってしまいました。 その頃は親父の金と私の貯金を合わせて投資していたのですが(バブル景気真っ只中でどの株もすごく高かった・・・) 高校生の頃になると自分の金と自分の判断で株式投資をするようになりました。そして最初に買おうと判断したのが よりによって潰れる1週間前くらいの山一證券・・・。 もう市場では危ないという事が囁かれていたようですが、そんな事を私は知る由もなく、ただ会社四季報をみて これだけの株主資本(確か100円以上あったように記憶しているのですが・・・)と配当をだしている会社が潰れる はずがない!!と思い手持ちのほぼ全額にあたる3000株くらいを投資しました。 その後の荒い値動きを一喜一憂しながら新聞などで確認していたのですが(当時はネットも普及していなかったので) ある日学校から帰ってくると親父が一言。 「損したけど山一證券売っておいた」 「何で?何でだ?」 と思った私は親父に詳しい事情を聞くと、利用していた証券会社の担当者から 「山一はもう駄目みたいです」 と電話がかかってきたそうです。 そしてその数日後、山一證券は自主廃業した・・・・・・。 今思えばこの事が私を四季報の数字を素直に信用しなくなった元凶かな〜とも思います。 ただこれは四季報の問題というよりも、不正な会計処理をした会社側とそれを見逃した監査法人の問題だと思いますが そもそも公表された決算書の数字が間違っていれば(操作されていれば)私達個人投資家にはどうしようもないわけで このような事を繰り返してはいけないという思いも、私が公認会計士及び証券アナリストになると思った理由の一つだと 思います。 ところで私が今現在バイトしているネット関連会社では、顧客から聞かれた事は全部記録をとるようにしていて、 その記録画面の中に、銘柄コードを入力すると銘柄名が表示される画面があるのですが、その時に「8602」と 入力するといまだに「山一證券」と表示されます。たまに他の証券会社のコードと間違えて入力してしまい「山一證券」と 表示されるとこの事を思い出してしまいます。 <参考資料・山一證券株価推移>
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